いやぁ〜昨日のオランダ戦はしびれましたねぇ〜
なんとか勝てて良かった良かった。
それにしても7回の菊池の守備。すごかったですね。ゲッツー取れませんでしたが、あそこでセンターに抜けてたら一気にピンチ。流れを相手に渡さない守備でした。
メディアではグラブトスばかりに注目してますが、菊池のすごいところは捕球前からその体勢を作っている事。菊池からするとなんて事ないんです。
これは捕球した時。ここまでは難しい球を横っ飛びでとっただけです。とるだけでもすごいのですが、菊池のすごいのはこの後。菊池はすでにこの段階で次の動作の準備をしています。
着地ですが、足を広げながら着地しています。次の動作に備えてです。足を広げながら着地する事で安定性を出し勢いを止めています。そして胸はつかないように手でしっかり抑えています。グローブの向きに注目してください。トスの準備ができています。菊池は着地した時点で体勢、グローブの位置がすでにグラブトスをする状態になっています。
あとは体をひねってグラブトスをするだけ。ちょっとずれましたが坂本がよく取りました。これでセカンドフォースアウト。
これを実現する身体能力の高さもすごいですが何より判断力がすごいです。判断力がすごいという事はキャッチャーのサインを見て、ピッチャーが投げるコースを確かめそしてそのコースであればどの辺りに球が飛ぶだろうということをあらかじめ予測して準備をすることができる。これが自然とできてるから名手と言われるんですね。この辺は広島の野村前監督が相当鍛えたみたいです。野村謙二郎の本に書いてありました。
今回のWBCでの菊池の守備はアメリカのメディアも取り上げているみたいです。広島の菊池から日本の菊池へ。そして世界の菊池になるんでしょうか?
変わるしかなかった。 [ 野村謙二郎 ]
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